アルミ鋳造作品の溶接
ある造形作家様から、アルミ製モニュメントの御用命をいただきました。
勾玉を象ったレリーフ同士を溶接接合するにあたり、微細な鋳巣が生じやすいアルミ鋳物であること、類を見ない厚みがあること、これらによってアルミ特有の難溶接性がさらに上がります。
アルミを中心に美術作品や装飾工芸を手掛けておられ、世界中で活躍された経歴をお持ちですが、曰く「今ではこの手の作品を溶接できる職人さんは、ほとんど見つからなくてね。」
溶接完了後、何日も何日も掛けてサンディングを繰り返し、鏡面レベルまで磨き上げられます。